2013-04-16 第183回国会 衆議院 予算委員会 第23号
政治的、軍事的バランスの回復は死活的に重要である。したがって、彼は、SS20に対抗するパーシング2をアメリカから導入して、相互確証破壊の体制をつくった。モスクワが撃つならば、おまえ殺すぞという体制であります。 それによって何が起こったか。それによって、強烈な軍縮圧力をかけていって、ソビエトはSS20をヨーロッパ方面から撤去したんです。これは極東方面に来たんです。
政治的、軍事的バランスの回復は死活的に重要である。したがって、彼は、SS20に対抗するパーシング2をアメリカから導入して、相互確証破壊の体制をつくった。モスクワが撃つならば、おまえ殺すぞという体制であります。 それによって何が起こったか。それによって、強烈な軍縮圧力をかけていって、ソビエトはSS20をヨーロッパ方面から撤去したんです。これは極東方面に来たんです。
我々の多くは、政治的、軍事的バランスが我々の安全保障にとって必要条件であるということに同意する、私はこのバランスを重視しない方がよいというのは幻想にすぎないと警告したいと。
○小渕国務大臣 重大な関心を寄せて、このことをもってアジアにおける軍事的バランスその他の大きな変化が招来するかどうかにつきましては、先ほど申し上げましたように、隣国その他周辺地域の動向も見きわめませんと、簡単には申し上げられる立場ではないと思っております。
一方、今の安保条約維持の必要性の中に、ああいう食糧危機に陥っている北朝鮮、そして今の金正日の体制、これはとても不安で一体何をするかわからないますます危険な状態が起こっているのだということが非常によく言われているのですけれども、片や、午前中にも私どもの前原議員が、軍事的バランスからいったら話にならないような状態で、幾ら起こったにしても、ほとんど危機はないのではないかというか、それに近いようなことを御質問
今まではいわゆる恐怖の均衡とも言われましたけれども、あるいは力の均衡とも言われたが、均衡と抑止の理論で米ソの超軍事大国の軍事的バランスによって保たれていた平和が、その軍事バランスが今なくなりましたときに、あるいはなくなりつつありますときに、これから新しい平和の枠組みをどうやってつくっていくのか、外務大臣の御所見をお伺いしたいと思います。
なお、私はバランスの問題を言ったけれども、軍事的バランスで平和が保たれると思っているわけじゃないので、だから、核兵器廃絶を初め軍縮をやるべきだと言っているんですが、同時にヨーロッパなどでもそのバランスがある役割を果たしていることは我々現実に見るわけだ。アメリカが圧倒的に強くて、アメリカだけが核兵器を持っているという戦後数年の時期がよかったかというと、そうじゃないわけだ。
○国務大臣(安倍晋太郎君) 私は前々から申し上げておりますように、われわれの立場というのは、やはりいまの世界の平和というのはいわゆる軍事的バランスというものによって確保されておるのじゃないかと。
国際政治のバランスと申しますか軍事的バランスと申しますか、わが国との関係も含めてこの日ソ関係の行方というものには非常に重大な関心を持つべきだと思うのですが、大臣の御所見を承りたいと思います。
○土井委員 いま外務大臣の御発言の中に、軍事的バランスというものを考えながらという側面を御指摘されているわけですが、これは対ソ戦略というものが中心になった軍事バランスをあくまで問題にされているということは言うまでもない話でありまして、しかも、外務大臣御自身が、今回は西側同盟国の一員として日本は全面的に責任分担と役割りを果たす決意であるという趣旨を示してこられたということも、日本の国内で報道されております
自衛隊というか国防力も強化されていることも事実でありますし、また同時に、アメリカにおいてもそれに見合った形の軍事力の強化がなされておる、あるいは第七艦隊、あるいはその背後にあるところの第三艦隊などにおいてもやはりそれ相応の対応をされておるので、ソ連だけを見て相対的にアメリカの軍事力が低下しつつある、絶対的にはいまなお優位にあるがと、こういうような形に言われておるわけでありますが、そういう点について軍事的バランス
そういうバランスの要素は、軍事的バランスもある、あるいは経済上のバランスもある、いろいろの角度がありますが、外交的側面から見ますと、韓国はまだソビエトや中国から承認をされておらない。そういうような状態の中で、韓国と国交を持っておるところのわが日本が朝鮮民主主義人民共和国と関係を持つということは、これはまた非常にむずかしい問題じゃないか。
○市川委員 この問題で往復していても時間がたつばかりですが、バートレット米国上院議院が五月十一日の上院本会議で、日本の自主防衛強化を訴える演説をしておりますが、こうした米国内の空気から見て十分予想されることとしては、私たちが考えても、米国の考えている撤退のテンポというもの、あるいは考え方というもの、あるいは計画というものが、朝鮮半島の軍事的バランスを崩さないかどうかということについての日本政府側の考
南北の軍事的バランスが崩されないようにしてもらいたいとかいろいろあります。枠組みを変えるなとか力関係がどうなるとかということがあります。私は、こういうことをめぐって、今度首脳会談をやられるに当たって、米軍の漸次的な撤退による減少を埋める政治的、軍事的、経済的責任を日本が負うようなことになっては大変だなということをこれらの発言をめぐって感ずるのです。
こういう面からすると、確かに、日本政府の意向も十分聞いた上で朝鮮半島のいわゆる皆さんが言う安定を推持する、軍事的バランスを崩さない立場でやるということは日米間でも話し合われるでしょうが、タイミングとしては、時期としてはかなりテンポは早いと見なければならないと思うのです。そこいらのことはよくお考えの上で来月の日米交渉にも臨むことだと思うのです。
軍事バランスの問題は、その総合的の問題の中の一つの要素であると、こういうふうに考えておるわけでありまするから、この在韓米軍の撤退問題というものは、そういう他の要素ともひっくるめて、全体の朝鮮半島を支えておるこの緊張状態、これが崩されないようなそういう配慮のもとに、軍事的バランスだけじゃない、他の要素ともひっくるめ合いながら検討さるべき問題である。
○渡部(一)委員 そうすると、在韓米軍の削減には反対しないが、基本的には当分の間は好ましくないとか、あるいは政府の考え方をまとめて言うと、基本的には米韓間の問題であり反対はできないが、急激な朝鮮半島の軍事的バランスを崩すべきではなく、そのために在韓米軍の撤退に際しては周辺基地の整備が望ましく、これによって韓国防衛が保障されるべきだというような意見をお持ちだと見ていいわけでしょうか。
○鈴切委員 アメリカ軍の韓国駐留については、南北の軍事的バランスは通常兵器によるバランス・オブ・パワーによっているとシュレジンジャー長官があなたに言明されたと言いますけれども、具体的にはどのようなバランス・オブ・パワーなんでしょうか。
すなわち、朝鮮半島の平和維持について、米政府当局者は、当面、朝鮮半島の平和を維持するためには、韓国、北朝鮮の軍事的バランスを崩さないことが重要であり、このため、米国は今後も在韓米軍の駐留を継続することを明らかにしております。
韓国の軍事的バランス、現状変更をできるだけ避けるといういろいろな外交上の御努力、こういったものがあった結果として、韓国の米軍が撤退するというような事態も考え得られますので、直ちに在韓米軍の撤退それ自体が日本の防衛の見直しということにはならないというふうに考えるわけでございます。